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So-net blog事務局との対応に関して [???]

大変ご無沙汰致しております。何人か連絡を取り合った方には既にご連絡してあるのですが、実はここ数ヶ月So-net blog事務局との対応をしておりましたので、ブログをお休み致しておりました。
※休載指示があったという事ではなく、対応中という事と、念の為も含めての自己判断によるものです。決して筆者が面倒くささからこれを口実にしてブログをさぼっていたという訳ではありません、多分。

結論から言えば、So-net blog事務局さんの方に問題があって先日の4日付けで謝罪をいただいた事によって、一応解決しております。
今回の件は事務局さんの問題でしたので、本来はやりとりの部分を公開すればより簡単にご説明できるのですが、それは規約で不可という事ですので以下にざっと経緯を記しておきます。気になる方だけご覧下さい。

8月初頭に当ブログ内で個人名・店名などを書いて誹謗中傷していると申立人からの連絡があって、事務局側で確認ができたので削除等の対応をして下さいという旨の連絡がありました。しかし、当方で連絡にあった該当URLを確認してみたところ、記事も何もない誤ったURLでした。
該当URLすら間違っている上に、どこの何が問題なのかという具体的なものは一切ふれられておりませんでしたので、これでは対応しようにも対応できない為、事務局さんに問い合わせました。

すると長期間たってから確認中ですという返答がきましたがその一点張りで該当URLすら指示してくれず、再度問い合わせてもらちがあきませんでした。(一番最初の返事が来たのですら8月25日の事であり、全く返事が来ないので当方が再度問い合わせてから来たものがこのような返事でした。まともな組織だったら本来ありえないような対応です。本来は調査中にしろ何に手間取っている等の中間の事情説明があって然るべきと思います。)

実は今回の件は、最初に対応した事務局側の担当者さんが、正確な問題の箇所がどこなのかと、それが本当に問題であるのかをきちんと確認せずにこちらに対応依頼したというお粗末なものでした。
その後、事務局から申立人に問い合わせても返事が来ないので、にっちもさっちもいかなくなってしまったのですが、それをこちらにすぐに伝えてくれれば良いものをこんなような返答で先延ばししたようです。おそらく申立人はやり取りをするのがまずい者(関係する贋物売り)か、単なるイタズラだったのでしょう。(その証拠に当ブログにはメールメッセージコーナーとコメント欄が用意してあるのに、そちらには未だ申立人からの連絡は全くありません。)

その後、URLを含めた問題箇所がどこなのか、一体何をどのように確認しているのかということを先方がなかなかはっきりとさせないので何度もメールのやりとりをしなければならなかった上にほとんどの返事が大変遅い為、こんなにも時間がかかってしまいました。
以上、こんな事でした。



So-net blog事務局さんもいろいろとご多忙なのでしょうが、今回はあまりにもお粗末です。申立人の申立内容もろくに吟味しないで該当のURLすら間違ってこちらに対応依頼をし、しかもその後申立人が音信不通で確認が取れないとは。
対応をする事務局さんの担当者もほぼ毎回のように担当者が代わり、お互いの連絡もとれていない上に、それまでの私とSo-net blog事務局間のやりとりの内容も全然確認しない為(曰く、今までのやりとりのメールは全てきちんと保管・管理しているのだそうです)に、こちらの問い合わせと違う、回答になっていない回答ばかりでした。

今回、私は対応しようがありませんし、事務局さんの方も現時点では私が対応すべき事は何もないと認めております。
メールのやりとりでかかった今までの私の手間は全く無駄なものでした。ネットを見たら確認できたのですが、So-net blog事務局さんは同様の事を他のブロガーともおこしているようです。まったく、もう。

※今回、この件を記事にする事はSo-net blog事務局さんに連絡済です。やり取りのメールの転載はしないで下さいとの事でした。また、http://kikaokubesi.blog.so-net.ne.jp/2009-01-19 のコメント欄のどれかが該当箇所になるという事ですが、例えば「HONG ANTIQUE」というタイ王国のRIVER CITY内のアンティークショップが事実を偽って贋物を売りつけようとして指摘され、店主がそれを認めた事は事実ですし、人物名に関しましても、その問題とした点は全て本当の事で事実の記載です。

参考記事等 
http://blogs.yahoo.co.jp/monkonoi/54224407.html
http://blogs.yahoo.co.jp/monkonoi/MYBLOG/guest.html
http://blogs.yahoo.co.jp/monkonoi/archive/2009/07/25

スンコロクのコピーについての解説2 [スンコロクのコピーについての解説]

前回のお話に簡単な解説を少し付け加えます。

当時のシー・サッチャナーライでは、基本的には一貫して染付(呉須を使用した作品)の類は作られておりませんでした。もし、存在していたとしても、その事自体が大発見となるような代物なのです。少なくとも貿易用の陶磁器としてある程度まとめて生産されていた形跡が見られないという事ははっきりと言えると思います。この地で貿易陶磁として染付けではなく鉄絵の製品が生産されたのは、近辺で原料の呉須を産出するところがなくて調達が難しかったということが一番の理由のようです。
勿論、中国の青花(中国の染付)・安南染付(ベトナム)などの他地域からの輸入品の呉須を使用した陶磁器の出土はあります。ですが、少なくともシー・サッチャナーライの陶磁器(スンコロク)に関しては、私は手にしてはっきりと確認できたものはまだ無いです。
こういう事ですので、結論として、「青く発色したもの(呉須等を使用したもの)が存在しているのはおかしい→コピーである」という事になるのです。

何れにしてもこういったものがあった場合、それは真物ではありえないという事がはっきりと言えますので、これから始める初心者の皆様も欲に目がくらんで騙されることのないように十分ご注意下さい。
※尚、前回に述べた通り、絵に使用されている成分に関しましては私もはっきりとは調べて確認した事がないので、どのようなものか細かくは存じませんが、おそらくは一般的に手に入り易く、価格もリーズナブルである合成呉須などでしょうか。こういった類のものが絵を安定させる為、混入されているのではないかと考えられます。


さて、ところで前回私は「この合子は製作者本人が骨董品として騙そうとする意思が全く無くて作ったもの」といった旨を書きましたが、今度はそちらについて書こうと思います。既にご存知の方々には退屈にさせてすみませんが、その後に関連する事柄がございますので、とりあえずご覧下さい。

製作者本人に騙そうとする意思がないとした理由に関してですが、私は別に合子の製作者と会って確認してきた訳ではないです。では、なぜそう言い切れるのでしょうか。ちゃんと理由があるのです。
合子の内部を見てみましょう。ここで見ていただきたいのは蓋の裏側です。施釉されているのが分かると思いますが、実はこれがこの合子がコピーである事の確実な証拠です。製作者の方が親切につけてくれた、コピー(写し)であることの証明の印なのです。
シー・サッチャナーライで作られていた当時の合子には、基本的に蓋の裏側に施釉されたものがありませんので、区別ができるように敢えてこういった事をやっているようです。
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※前回のコメント欄にも書いたのですが、私が購入した時の価格は40バーツでした。もし騙して儲けるつもりだったらこんな値段にはなりません。私はあまりいらなかったのですが、先方が観光シーズンじゃないから売れないという事で、付き合いでいくつかまとめて買ってあげたものですのでこの価格になったのだと思います。

スンコロクのコピーについての解説 [スンコロクのコピーについての解説]

皆様、大変お久しぶりでございます。不況の為か、プロバイダのブログの機能の欠陥が未だほとんど改善されず、相も変わらず非常に重かったので、なんとかモナークのようにもうしばらく道中死んだふりを決め込もうと思っていたのですが、いくつか書いておかないといけないと思われるものが溜まってしまいましたので、ちょっと復活致させていただきます。
実は今回もまた大して更新しないで(さぼって)いるうちに、いつの間にか総アクセス数も3万を突破しておりました。ご来訪いただきました皆様、誠に有難うございました。
ですので、何かまたイベントをやらないといけませんが、まだ皆様にお答えしていない事がございますので、そちらの方から先にやっていきたいと思います。

今回は前回の「秘密通信? 5  贋物注意」の記事に関しましての続きの解説を致します。1度では長くなりますので、何回かに分けてざっとですが書いてみたいと思います。
※前回記事 http://kikaokubesi.blog.so-net.ne.jp/2008-09-24 をご参照下さい。

それでは、あちらの記事のコメント欄で述べたコピー資料に関しまして、これから実際に何点か見てまいりましょう。


資料その1 スンコロク(シー・サッチャナーライ陶)の合子のコピー(写し) 幅55ミリ
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ご覧のように、なんと本来鉄絵の筈の部分が、青みがかった発色をしています!もし贋物として作ったものであるのなら大変出来の悪い贋物(あの自称白釉緑彩花紋象のように箸にも棒にもかからないもの)だと言えますが、この合子は製作者本人が骨董品として騙そうとする意思が全く無くて作ったものだからであって、必ずしも力量がない為ということではありません。
ですが、こういったものに手を加えて骨董品として騙して売っている、または騙されて転売しているところも多くありますし、買ってしまう人も非常に沢山いるというのも残念ながら事実です。
※あちこち見ていると勘違いして混同している方が意外に多いのでここで改めて記させていただきますが、今回のこれはあくまでも悪意のある贋物ではなくて、コピー(写し)です(もっとも、忠実な再現とは言い難いものではありますが)。これを時代を偽って悪用したりした時に贋物(フェイク)となります。

この発色をさせる釉薬に関しましては私もよくは判らないのですが、以前見たものの中に、関係があるかも知れないと思われるものがございましたので、ご覧下さいませ。
http://www.bangkokshuho.com/archive/2002/oldbkkshuho/1020/articles/sunkoroku/sunkoroku1007.htm
これによると、鉄と呉須を混ぜる場合があるようですし、根本的に焼成方法も違ったりする場合もあるそうで、いろいろなケースがあるようです。何れにしろ描いたものが流れずに安定し易い手法が、忠実な再現をすることよりも優先してなされている場合も多いのだと思います。


尚、今回はすみませんが、「何で鉄絵が青いとおかしいのか」とか、「鉄絵ってどんなの?」とかいうレベルのご質問に関しましては、そこらへんまでは自力解決でお願い致します。ちょっと調べれば解説は沢山見つかることと思います。私が答えないのは、例えばカロン陶をシー・サッチャナーライ産のように書いたり、シー・サッチャナーライ産の青磁をスコータイ産※のもののように書いたりしているところとかにコメントをしに行く気があまりおきないのと同じ理由です。各自で簡単に調べられる事までいちいち対応していると大変手間がかかりますので。個人名をお出しして申し訳ありませんが、例えばdoranekoさんのようなコメント内容だと回答のし甲斐がありますので、大変面倒くさがりやの筆者でも「ああ、、書かなきゃ、、」と思ったりするかもしれないです(笑)。
※この場合は、王都周辺の「スコータイ窯」と言う意です。


ところで、上の「スンコロク物語」のお話からすると、ヤフオクで鑑定書を付けて出品している例の方の、現在出品中の中のコメントとは整合していない点が見られると思いませんか?まあ、今回のは何か悪いことをしているとか、そういった事ではないのですけれど。ああ、、、またいくらか書かないといけないかもしれませんね。

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秘密通信? 5  贋物注意 [???]

http://page11.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/n67328272


それにしても「白釉緑彩」と「青磁鉄絵」の区別という基礎的な陶磁器の知識すら持ち合わせてないとは、、、。

今回のものは分類するとしたら白釉ではなく、釉としては青磁釉で、緑彩でもなく鉄絵であり、一般的には青磁鉄絵などと表現されるものです。それならスコータイ(シー・サッチャナーライ地区)で作られていたものです。
少なくともこの品はコピー(新物)という事を差し置いても、そもそもその品種表示の時点で完全に間違っています。
言うなれば豚肉を牛肉と記載して販売しているのと同様、酷い品名間違いです。専門家の知識うんぬんのレベルの話ではなく、普通に陶磁器の愛好家だったら錫白釉かどうかくらいは区別位できるものだと思うのですが。


要するに、この出品者はこの程度の初歩的な陶磁器の知識も持ち合わせていない、全くお話にならない完全など素人と言えます。多分、本物の白釉緑彩がどんなものであるか本の中とかですら見た事がないのでしょうね(笑)。
こんなんだから良いカモとして贋物をつかまされるのです。
以前にチェン・マイ(チェンマイ)にて贋物が横行している旨を書いたと思いますが、今回のはまさにその一例と言えます。


※「白釉緑彩(緑絵陶器などとも呼ばれる)」は錫入りの鉛白釉に緑絵の施されたものです。だからそのように呼ばれるのです。また、白釉緑彩は現在では旧ビルマにおいて作られた焼き物と考えられており、少なくともスコータイ(王都近辺のスコータイ窯と、シー・サッチャナーライ地区の各窯群の両方とも)ではどの窯でも焼かれていません。(例えば、へたな学者などより詳しいシー・サッチャナーライの現地で何十年も骨董業をやっているような骨董関係者でも白釉緑彩は物原(失敗作の放棄地)からの陶片すら見た事がないものであって、学術書でも、物原からの現地で焼かれたと考えられる陶片の出土報告例も皆無です。)
加えて言えば、「白釉緑彩」は厳密に言えば「陶器」で、スコータイの各窯の焼き物(例えばシー・サッチャナーライの青磁鉄絵など)に比べた場合、土質(土の精錬度合い等も含め)もかけ離れており、焼成の温度も低く、硬度も非常にもろいもので、両者は全くの別の焼き物と言えます。

白釉緑彩参考
http://kikaokubesi.blog.so-net.ne.jp/2007-05-20

青磁鉄絵参考
http://kikaokubesi.blog.so-net.ne.jp/2007-10-08
http://kikaokubesi.blog.so-net.ne.jp/2007-03-14


追記━今回は、①ただの一個人の出品ではなく、「古物商許可」取得者であることが文面に明記されている事。②古物商許可者として高額のものを出品しているのに、個人でも簡単に調べられる初歩的な事象(名称記載等)すら間違っており、コピーである事を差し置いてもあまりに不勉強であること。③当方よりの質問があったのに、ブラックリスト登録した上、一旦この商品を取り下げてから内容はそのままで繰り返し即出品し、当方の質問記録自体が消え再質問できないように工作するという手段を使用した事。以上の点により「若干の問題あり」と判断し、敢えて掲載致しました(笑)。

またいつもの如く、いくらかしたら消去させていただきます。

悪徳骨董商?

http://page11.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/n54764380


うーん、確かにイタズラ入札自体は、大変良くない事だと思いますが、この方ご自身も「信仰心は持たなくても、祖先を敬うという観点から考えると、どのような宗教的作品や古美術品に対して侮辱するような行為はやめといた方が良いと思う。」という言葉がそっくり当てはまりそうですねえ。。

こういったものをネットオークションに出して売り飛ばしたりする時点で、もし本物なら、何かあるんじゃないかと、他人事ながら心配になります。まあ、本物でなければ、心配ないのでしょうけれど。

※ご指摘があったので、追記になりますが、この方の文章能力に関しましては、誤字・脱字、文章的に理解不能な語句の使いまわし等が非常に多いのですが、まあ、それは今回のと別の問題になりますので、許してあげて下さい。

タウ・ヤックの陶片の分析⑨ [タウ・ヤックの陶片の分析]

今回の青磁小壷は別に陶片ということではないのですが、これもタウ・ヤック産と思われるものですので、参考として載せました。出来と保存されていた状態が非常に良いので、まるで作りたてのようにすら見えます。
複数の理由により最終的にオリジナルであると判断したものですが、その判別した根拠はここで述べるといずれ対策を立てられる可能性がありますので、現時点ではまだ伏せさせていただきます。こういった類のものをご購入の際には、各自十分にお気をつけ下さい。



青磁双耳小壷   高さ約39ミリ

状態の良い完品です。非常に透明度の高い美しい青磁釉で、胎土もかなり精錬されています。底部は糸きりで、窯印とも取れる一本の長い線が刻まれています。このタイプの小壷の中では、現地のコレクターのコレクションクラスとしても上位に入るものです。
耳の穴は実用の為のものということではないようで、穴は開けられているものの、釉薬で塞がっています。

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タウ・ヤックの陶片の分析⑧ [タウ・ヤックの陶片の分析]

前回③で、前回の小壷の例だけではなく、「タウ・ヤックにおいては、このような釉調の作品が多数存在する」と書きましたが、私自身も前回のもの以外でも数点そういった資料を持っています。どういったものかというと、たとえば、碗の陶片(全体像がどんなものであったか判る程度のもの)などがあります。

今回は、現在手元にある小壷を載せておきます。これもタウ・ヤック(ヤック窯)において製作されたものですが、ひっつきにより廃棄されたと思われるものです。


片身替りの様相を呈した青磁小壷   高さ42ミリ

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美しい青磁釉のファイ・レン(窯変)が見られます。ひっつきができた為に廃棄されたと思われるものですが、完品の状態です。
勿論これが最上手という訳ではありませんが、タウ・ヤックの作品のレベルが良く理解できる資料だと思います。

タウ・ヤックの陶片の分析⑦ [タウ・ヤックの陶片の分析]

かなり間が空いてしまい、申し訳ございませんでしたが、引き続き資料を見てまいります。

実は、この小壷は、同じ場所から同時に見つかった、ほぼ同形のものがあと2点あります。
形状・釉薬・胎土等から考察すると、おそらくはほぼ同時期か、若しくは一緒に焼かれたものと考えられ、何れも失敗作として廃棄されたものと思われます。(個人的には同時に焼かれて廃棄されたものと考えています)。


タウ・ヤックの青磁小壷の陶片3点   それぞれ高さ 約50ミリ程

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この3点の資料を総合して考察すると、ざっと以下のような点が挙げられます。

①これらの小壷が、ある程度まとめて作られていた(少なくとも特別に単品で製作されていたものではない)と考えられる。

②釉薬や、胎土の精錬の具合、小壷の成形等から見ても、相当の技量のある製作者が携ったものであると考えられる。また、3点とも高台付近まで施釉されていることから、これは意図的に丁寧に施釉されたものであるとするのが妥当であると考えられる。

③焼成の加減により釉色が変わっているが、本来は透明度が高く、より青みの出た青磁釉の作品にしたかったと推測できる。(この3点の資料のみではなく、タウ・ヤックにおいては、このような釉調の作品が多数存在する)。

何れにしろ、単品の資料の場合では偶然の要素の可能性が否定できない場合もありますが、複数の資料が存在したおかげで、その比較検討により、より説得力のある推測を立てる事が出来るようになると思います。


下の画像で確認できると思いますが、火表と火裏で釉の色の違い(ファイ・レン)がみられ、片身替りのようになっています。本来は小壷全体にまんべんなく青みが出た、より美しい釉調を目指していたようです。
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同じ釉薬であっても、ファイ・レン(窯変)の作用により、色合いに変化がうまれます。ファイ・レンの度合いによっては、一緒に同じ土と釉薬を使って焼いたものでも、今回の小壷以上の、まるで別物のように見える場合もあります。
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有難うございます 祝!総アクセス「20000」オーバー!!  [スンコロク(シー・サッチャナーライ)]

おかげさまで総アクセスがとうとう2万件を突破致しました!!
誠に有難うございます。

1万件を突破した時点で、「何もしないでもアクセス件数が増えているといいなあ。」とか、若干不純な希望を持っていたのですが、なんと嬉しいことに、気付かないうちに2万オーバーが達成されておりました。

でも、実を言うと、ソネットのブログはメンテナンスばかりしていて、しかも素人がやっているのか、メンテナンスの後に不具合が沢山出て、大変ストレスのたまるブログなのです。
投稿した記事やコメが消えてしまったりすることがザラにありますので、放置プレイにはしってしまった次第です。(今現在もヤフーのなどと比べると、非常に重かったりして、トラブル続きでうんざりします)。

そんなこんなで、執筆者がよく行方不明になったりするので、超まったりとしたブログですみません。姉妹ブログも、へんな生物が逃亡したブログ主のかわりに留守番をしているようです(笑)。

まあ、それはさておき、今後ともよろしくお願い致します。

今回はこんなのを出してみました。ほぼ完品の状態のトゥッカター(人形)です。
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スコータイ時代の女性像   高さ約10センチほど

どうやら当時、こういった人形の首を折る風習があったらしく、首がつながったままで現存するものの数は、非常に少ないです。このトゥッカター(人形)は、片方の乳房の先端や、顔に若干の損傷はありますが、ほぼ完品に近い状態です。他の普通のものと比べて、乳房の形が異なっていたり、表情が比較的丁寧につくられています。
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秘密通信? 3 [???]

今回は、ムスコbkr氏が、リペアの小壷を売りに出していますねえ。いろいろある中で、比較的、問題箇所が皆さんにも判り易い資料と言えるでしょう。
べつに、リペアしてあることが悪いのではなく、リペアであることを記載せずに売る、誠実さに欠けた、人間的なみみっちさが問題なのです。販売金額の高低の問題ではありません。
(念の為ですが、口縁部がごっそりリペアされています)

技術の非常に低い直しに気がつかないで売っているのだとしたら、その目利きの能力に、非常に問題があると言えます。まあ、どちらかと言えば、根性が腐っている方なのでしょうけれど。
親のほうと、手口が一緒なのは、ある意味、微笑ましいことなのかも知れませんね(笑)。

まあ、悪徳骨董商に言わせれば、もっと問題なのは、そんなのを騙されて入札するオツムの弱い人間(と思っているのでしょう)の方なのかもしれませんね。中には、ムスコに応援メールまで送る方までおられるようですけれど(笑)。

その応援メールをした方、親子から沢山購入してますが、酷いものを買わされてますねえ。
足に直しのあるお馬さん、よくこんなの何万円も高い金出して買うなあ、と思っていたのですが、その方が買ってました(笑)。


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