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スンコロクの小壺って何に使ったの?④ [スンコロク(シー・サッチャナーライ)]

石灰入れ説について
壺の中に石灰を入れたことも考えられます。クメールの壷には石灰が入った壷が多く見つかり、呼び方も石灰壷と呼ばれています。大きいものも、小さいものもあります。以前にお見せしたクメールの小壺も石灰入れの一つです。そのほか、ベトナムのも有名です。
調べたころによると、石灰はヤシ科の檳榔(ビンロウ)の実の核、檳榔子(ビンロウジ)を噛む時に使用したと言われています。ご存知の方もおられると思いますが、台湾でセクシーな格好の女の子が売っていたのが話題になりましたが、そのビンロウのことです。
ビンロウジとキンマの葉を一緒に水で溶いだ石灰とあわせて噛むもので、まあ、タバコのような嗜好品です。口の中も唾も赤くなり、普通は飲まずに吐き出すそうです。常用すると石灰の影響もあって歯が褐色になってしまい、噛み過ぎのためかアゴも変形するそうです。私はビンロウジを見たことがありますが、試したことはありません。(タバコのように依存性があり、発ガン物質も含まれるそうです。)
タイにおいても、かつてあった風習だそうです。あまりに非現代的ということで、第二次大戦後に政策として、その風習はほぼ消滅していったとのことです。田舎では、まだやっている人もいるそうです。
ただし、スコータイの時代は、どうなっていたのかは分かりません。(タイ族(タイ・ノイ族)が土着の民族ではなく、南下して来た民族であること。タイ族の独立国家はスコータイが最初ですので、ビンロウジを噛む文化がどの程度受け入れられていたのかが分かりません)。ただし、アユタヤ王朝時代には貴賎を問わずに流行したという記述をいくつか見つけました。
少なくともスンコロクの出土品には、石灰入りはあまりみかけません。ただし、破損した青磁壷の中に石灰と思われる白い粉の塊があるのを何度か見ました。私が海外で保管している中にも一つあったと思いますので、あったら今度持って来ます。たまに、そこの子どもに持ち去られて、なくなっている時があるのです(涙)。

※厳密に言うとパヤオなどの王朝がスコータイ朝に先行して存在しますが、普通タイではそちらは無視されているみたいです。今回の記述はシー・サッチャナーライを含めたスコータイ地域での初のタイ族の独立王朝という意味合いで記述しております。また、皆様ご承知の通り、スコータイ朝はアユタヤ朝と並立期があります。記述通りなら、少なくともその頃にはキンマの風習が広まっていたのでしょうね。スコータイ朝の草創期からタイ・ノイ族がビンロウジをガンガン噛んでいたのかどうか、そこらへんの事実関係が今後の調査の課題です。


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